最終更新日:2014年12月2日

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平成26年第6回定例会 提案説明

 平成26年第6回定例会 提案説明

平成26年12月

平成二十六年 第六回定例町議会

 平成二十六年 第六回 定例町議会の開会に当たり、町政運営の所信の一端を申し述べるとともに、今回ご提案いたします議案等の概要についてご説明いたします。

 今年も残すところあとわずかとなり、本格的な冬の到来を感じさせる季節となりましたが、議員各位におかれましては、ご壮健でご活躍のことと心よりお慶び申し上げます。第六回定例会のご案内を申し上げましたところ、ご多忙の中、ご参集いただき、厚くお礼申し上げます。

 さて、「まち・ひと・しごと創生法案」を含む地方創生関連二法案が十一月二十一日に可決され、国は、五十年後に一億人程度の人口維持を目指す「長期ビジョン」と、人口減少を克服し将来にわたって活力ある日本社会を実現するための、五か年の計画を示す「総合戦略」のとりまとめを進めていくとしております。

 地方においても、住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある社会を維持していくために、今後、地域の特性を踏まえた地方版の人口ビジョンと総合戦略の策定に取り組むこととなりますが、まちの特性を活かした事業提案ができるように、関係機関と連携を密にして情報収集に努めてまいりたいと思います。

 先月二十一日に衆議院議員が解散され、第四十七回衆議院議員総選挙および第二十三回最高裁判所裁判官国民審査の投票が、十四日(日)に町内十九の投票所で実施され、午後九時より緑の村ふれあいセンターで開票されることとなっております。町選挙管理委員会をはじめ、各投票管理者、立会人の皆様におかれましては、投票・ 開票の管理執行に万全を期していただき、公正かつ適切な選挙の執行をお願いしているところでございます。

 それでは、新年度当初予算について、基本的な編成方針について申し上げます。

 本町においては、合併以降取組んできた行財政改革により財政健全化が進んでおりますが、財源確保の面では、平成二十八年度からの普通交付税の合併算定替措置の段階的削減や町税等の伸び悩みなど、長期的な財政の健全性を確保するには極めて厳しい状況下にあると認識しております。このような財政状況の中であっても、町民の安全・安心な生活を確保するため、町政の直面する行政課題や計画事業を着実に実施していかなければならないと考えております。

 人口減少や少子高齢化への対策をしっかり行い、まちの魅力を高めていく必要があり、こうした様々な状況変化や財政状況を認識した上で、歳入・歳出のバランスを図りつつ、継続事業の着実な推進など重点的・効率的な予算配分を行い “今”必要な行政サービスの集約化に努め、「将来にわたる財政健全性の確保」を着実に推進する予算編成に努めてまいりたいと考えております。

 次にこの冬の除雪対策について申し上げます。

 最近、異常とも見られる気象による災害が多発しているところですが、気象庁の長期予報では、日本海側の降雪量は平年並みと予想されており、先月二十五日には町内の委託業者を、二十六日は町職員を対象とした除雪会議を開催し、除雪体制の万全を期すよう確認を行ったところであり、町管理道路の除雪を行い、安全で円滑な交通の確保に努めてまいります。

 次に、子どもの育成環境の支援について申し上げます。

 十一月十九日から三日間にわたり、松岡小学校ほか、四小学校の五年生を対象に、JFLこころのプロジェクト「夢の先生」事業を開催しております。元全日本バレーボール代表の大山加奈さんや元Jリーガーのサッカー選手をお招きして「夢を持つことの大切さ」、「仲間と協力することの大切さ」などを講義や実技を通じて、子ども達に伝える、素晴らしい授業を受けることができ、トップアスリートとの直接のふれあいや授業が、夢を持つこと、その夢を実現する過程で重要であることも、子供たちに伝わったものと思っております。

 また、日本サッカー協会と本町で、事業実施にかかる協定を締結いたしましたので、今後とも、子ども達の健全な成長のため、多彩な活動機会の創出を図り、子どもの育成・学習機会の充実に努めてまいりたいと考えております。

 それでは、本定例会にご提案いたします議案等について申し上げます。

 一般会計補正予算(四号、五号)の専決処分 二件の承認につきましては、十月から、予防接種法の改正により、「水痘(すいとう)予防接種」「高齢者肺炎球菌予防接種」が定期予防接種として追加されましたので、予防接種委託料の増額や、十二月十四日に衆議院議員総選の投開票が実施されることから、報酬費やポスター掲示に係る委託料等の選挙費用について、補正を行なうため専決処分をお願いするものです。

 その他、町公用車による物損事故において、示談が成立し、損害賠償の額が確定したことにより専決処分をいたしましたので、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものでございます。

 補正予算につきましては、一般会計の補正予算(第六号)において、社会保障・税番号制度導入に伴い、自治体間の連携を図るため、国が整備する中間サーバに係る本町の負担金や人事院勧告に基づく人件費の補正、道路改良、雪寒道路修繕に係る平成二十六年度分の県営道路負担金を計上したほか、快適な学習環境を整備するため、小・中学校に空調を設置することから、受変電設備(キュービクル)の改修工事を含む、総額三億六百三十万二千円を計上しております。これらの歳出の財源となります歳入では、国庫支出金、県支出金、合併特例債(町債)、繰越金等により措置をしております。

 その他、過年度の精算に伴う療養給付金の国庫等への返還金や介護給付金の増額を補正する国民健康保険事業特別会計補正予算(二号)、人事院勧告や人事異動に伴う人件費を補正する介護保険特別会計ほか二事業特別会計を上程いたします。

 次に、条例の制定等については、平成二十七年四月からコンビニ交付に切り替えるにあたり、これらの証明書発行に加えて、戸籍の全部事項証明書並びに戸籍の附票の写しを発行いたしますので、関係する条例の一部改正を行うほか、人事院勧告に基づく職員給与、勤勉手当の改定、出産育児一時金の見直しに伴う国民健康保険条例の一部改正、地域住民の交流と情報発信を目的に設置する旧永平寺口駅舎地域交流館の条例制定について上程いたします。

 その他、永平寺老人センター永寿苑および町内にありますデイサービスセンター三施設について、来年四月一日以降の指定管理者を指定することについて、地方自治法の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

 以上、定例会に提案いたします議案等について、その概要を申し上げましたが、詳細につきましては、上程の際にご説明いたしますので、慎重にご審議いただき、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げます。

 本定例会の開会にあたり、所信の一端を申し上げましたが、議員各位におかれましは、さらなる町政発展に向けて、一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。

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