最終更新日:2015年10月1日

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平成27年第3回定例会 提案説明

 平成27年第3回定例会 提案説明

平成27年9月 

平成27年 第3回定例町議会 町長あいさつ(提案理由)

 平成27年 第3回 定例町議会の開会に当たり、町政運営の所信の一端を申し述べるとともに、提案いたします議案等について、ご説明いたします。

 議員各位におかれましては、ご壮健でご活躍のことと、心からお慶びを申し上げます。本定例会のご案内をさせていただきましたところ、お忙しい中をご参集賜り、厚くお礼申し上げます。

  先日は、町の夏の風物詩であります「九頭竜フェスティバル・永平寺大燈籠ながし」が関係者各位のご協力のもと永平寺河川公園で開催され、訪れた町民や観光客の皆様は、日本夜景遺産にも選ばれた幻想的な希望の灯火(ともしび)の灯籠が九頭竜川の川面を染め上げた風景をいつまでも見送っておられました。

 また、ブランド協議会が物産展示、町商工会青年部が「あんどん山車」を7年ぶりに復活させ巡行するなど、イベントの盛り上がりに一役買っていただき、永平寺町の活き活きとした姿を県内外に広く発信できたものと思っております。

 これも偏に、町民の皆様の熱い想いと実行委員会の皆様のご尽力の賜物と感謝いたしております。

  去る7月22日に、「第73回国民体育大会(福井しあわせ元気国体)」が平成30年9月29日から10月9日までの11日間の日程で開かれることが日本体育協会の理事会で正式に決まり、併せて「第18回全国障害者スポーツ大会(福井しあわせ元気大会)」の本県開催が決定しました。

 8月17日には県の「福井しあわせ元気」国体・障害者スポーツ大会準備委員会の第六回総会が開催され、準備委員会から実行委員会に移行しました。本町におきましても、明日、9月1日に本町の準備委員会総会を開催し、実行委員会へ移行いたします。今後は町民の総力を結集し、本格的な国体準備を進めてまいります。

  次に、暑さの厳しい夏季においても、子どもたちが学習意欲と集中力を高める学習環境を維持し、安全で安心な教育活動とするために、平成26年度3月補正及び平成27年度当初予算でお認めいただきました学校受変電設備及び学校エアコンの整備につきましては、町内全小中学校の始業式に間に合い、こどもたちが一日の大半を過ごす学校の学習環境の整備を進めることができました。

 設置後の利用については、稼働期間や時間帯、温度設定及び操作方法等の基準を設け、各学校に周知することで、環境教育にも取り組みます。また、消費電力を管理するデマンドシステムを各校に導入し、節電に対する意識付けと、効率的な運用に努めることとしております。

  次に、禅の文化など本町の魅力を発信する「第1回 まちのブランド化検討会」を8月2日に四季の森文化館において開催し、元陸上選手の為末大さんに講演を行っていただきました。約200名の町民の方にご参加いただき、町の活性化のヒントを探る一つの機会となったのではないかと考えております。

 為末さんは400メートル障害の日本記録保持者で、世界選手権で2度、銅メダルを獲得されました。2012年に現役引退。禅にとても関心があり、著書に「禅とハードル」がございます。

 講演の中で為末さんは、海外遠征で訪れた魅力的な街を紹介し、「いい街には何とも言えない空気、世界観がある」と述べられ、「『禅』という字は単を示すと書く。シンプルを示す。『たくさんの物がありますよ』というのはブランドにはならない。絞り込みながら、どういう世界観をつくるかが大事だ」と訴えておられました。

9月12日には、第2回の検討会を松岡公民館にて開催し、住民の皆様のご意見を基に具体的なブランド戦略を練っていきたいと考えております。

  次に、永平寺町まち・ひと・しごと創生総合戦略策定につきましては、8月20日に「人口動向から考える永平寺町・地方創生の本質」と題して、福井大学地域経済研究所 佐々井司(ささいつかさ)教授に研修をいただきました。

 永平寺町の地域特性と生業(なりわい)、「地域」の誰が何をすべきかを考え、「地方への新しい人の流れをつくる」、「若い世代の結婚・出産・子育てへの希望を叶える」ことを目標に、現在、策定委員会で検討を進めているところでございます

 それでは、本定例会に提出いたします議案等について申し上げます。

 平成26年度財政健全化判断比率の報告でありますが、法律の規定に基づき「実質公債費比率」をはじめとする、5つの指標を公表し議会に報告するものであります。

 次に、平成27年度一般会計補正予算(第2号)の専決処分の承認につきましては、松岡地区で運行しております町所有のコミュニティバスの修繕料および町税還付金の増額により総額3,532千円の補正を行いました。

 この補正予算につきましては、7月17日付けで専決いたしましたので、ご承認をお願いするものであります。

 次に、町有施設による二件の物損事故において、示談が成立し、損害賠償の額が確定したことにより専決処分をいたしましたので、地方自治法の規定により、議会の承認を求めるものでございます。

 次に、平成26年度の一般会計、特別会計、上水道事業会計の決算認定であります。それぞれの会計について決算書を調製し、監査委員の決算審査を受けましたので、地方自治法及び地方公営企業法の規定に基づき議会に提出し、認定をお願いするものであります。

 次に、平成26年度一般会計の補正予算(第3号)の主なものについて申し上げます。

 歳出から申し上げますと、総務費では、ふるさと創造プロジェクト事業の拠点施設造成工事費や永平寺支所南側入口改修工事費を計上したほか、合併10周年を本町の新たな飛躍に向けた年と位置づけ、合併十周年記念行事の開催費用を計上しております。

 民生費では、マイナンバー制度関係で、通知カード、個人番号カードの作成・発送などの関連事務を行う「地方公共団体情報システム機構」に対する負担金のほか、個人番号カード交付にかかる事務費や、未熟児養育医療費扶助の利用件数が増加したため、扶助費の増額を計上しております。

 消防費では、消防団員の水害等の活動時の安全確保を図るため、救命胴衣を整備いたします。

 教育費では、小学校理科等教材の備品整備のほか、県予選を勝ち抜き上位大会へ出場する中学校の部活動に対し、交通費等の費用の一部を補助する経費を計上しております。

 以上により、本年度一般会計9月補正予算の総額は、41,811千円となった次第であります。

 これら歳出の財源となります歳入につきましては、国庫支出金、県支出金、利用者負担金のほか、繰越金等を充てることとしております。

 次に、介護保険特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。

 歳出では、地域密着型サービス事業者選考委員会委員報償および介護相談員の増による介護相談員報償274千円を計上しており、その財源となります歳入につきましては、保険料、国庫支出金、県支出金、一般会計繰入金を充てることとしております。

 次に、下水道事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。

 歳出では、産休及び育休職員の代替嘱託職員の賃金を計上しており、その財源となります歳入については、前年度繰越金を充てることとしております。

 次に、条例の制定および一部改正について申し上げます。

 マイナンバー制度が来る10月5日から開始され、来年1月1日から実際の利用が始まります。

 これに伴い、個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例など新規に制定する必要のあるもの、また既存条例で改正する必要があるものを提案するものであります。

 以上、定例会に提案いたします議案等につきまして、その概要を申し上げましたが、詳細につきましては、議案提出の際にご説明いたしますので、慎重にご審議いただき、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げます。

 本定例会の開会にあたり、所信の一端を申し上げましたが、議員各位におかれましは、さらなる町政発展に向けて、御指導、御鞭撻をお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。

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