最終更新日:2016年2月23日

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平成28年第1回定例会 提案説明

 平成28年第1回定例会 提案説明

平成28年2月 

平成28年 第1回定例町議会 町長あいさつ(提案理由)

 本日ここに、平成28年第1回永平寺町議会定例会が開催されるにあたり、一言ごあいさつを申し上げます。

 議員各位におかれましては、ご壮健でご活躍のことと心からお慶び申し上げます。本定例会のご案内をさせていただきましたところ、ご参集賜り厚くお礼申し上げます。

 3月も間近になり、ようやく寒さもゆるみはじめ、春の足音を感じる季節となってまいりました。私も永平寺町長に就任させていただいてから、2年が過ぎ、任期4年の折り返しを迎えることになります。引き続き町政発展のために、全力を尽くしてまいる覚悟でございますので、議員各位のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 さて、今月13日には新・永平寺町が誕生してから10年という節目を迎え、「永平寺町合併10周年記念式典」を挙行させていただきました。福井県知事をはじめ、多くの来賓のご臨席と町議会議員の皆様、また町民の皆様のご出席を得て成功裏に開催することができました。この場をお借りしまして、厚くお礼申し上げます。

 式典の式辞でも申し上げましたが「これからの10年」は、一つの町として、各地区の個性を大切にしながら町民が主役のまちづくり、「特色ある発展」を目指し邁進してまいります。

 18日には、南越前町と災害時相互応援協定を締結させていただきました。地震や洪水などの大規模災害が発生した際、互いに応援、協力して、物的・人的支援を行うものでございます。県広域避難計画で原子力災害時に南越前町民が本町に避難することとなっていることが経緯でございますが、今後は、防災面だけではなく様々な面で交流を深めてまいりたいと考えております。

 20日には、昨年1月から建設工事を進めておりました新消防本部庁舎の神事式が行われ、来月26日に落成式を挙行することとなっております。この新庁舎の完成により、より一層消防防災体制の充実強化を図り、町民の皆様が安心して暮らせるまちづくりに努めてまいります。

 翌日の21日には、上志比文化会館サンサンホールにおきまして上志比地区振興連絡協議会主催による『道の駅 禅の里フォーラム』が開催され、多くの来場者によって盛大に開催されましたことは、来月18日のオープンに向け弾みとなったように思います。県内に道の駅は数多くありますが、「休憩施設」「情報発信施設」とあわせまして、地域の特色を生かした地域の特産物の販売、さらには地域の交流の核となる施設として大きく活用されることを期待しております。

 また、2月8日には、あわら市・坂井市・勝山市・加賀市そして永平寺町からなる、越前・加賀宗教文化街道協議会の企画で東京において「祈りの道 ホワイトヒーリング美(うま)し国越前加賀フェア」を開催し、5市町にゆかりのある方々をはじめ、マスコミ・旅行エージェントなど400名をこえる来場をいただき、効率ある観光PRができたと感じております。また、この5市町でインバウンド観光について、より強固な取り組みを行うことを約束できましたことは、当町の観光におきましても大きな力となると確信しております。

 年末にはNHKのゆく年くる年が大本山永平寺より中継されたこと、1月20日、新聞MJに門前開発が一面を飾ったことや、町民の方々の活発な活動がテレビ・マスコミに取り上げられる機会が増えてまいりました。また、やさしい町を表現したサンドアートのCMや禅をイメージした観光ポスターなど今後も様々な媒体から町内外に積極的にPRに努めてまいります。

「福井しあわせ元気」国体・障がい者スポーツ大会永平寺町実行委員会では、すでに4つの専門委員会に別れ、第1回の会議を開催していただいておりますが、さらなる強化を図るため新年度より生涯学習課内の国体推進室を国体推進課とし、職員の増員を図るとともに全職員で対応できる体制を整えてまいります。思い出に残る、語り継がれる国体・障がい者スポーツ大会となるよう、町民の皆様をはじめ実行委員会・関係団体と連携をしてまいります。

 さて、我が国の情勢につきましては景気の緩やかな回復基調が続いているものの、経済の再生、財政の健全化、エネルギー政策、安全保障など多くの難しい課題を抱えております。

特に、世界に例のない急速な人口減少・超高齢化を迎える我が国が、今後も安心して暮らせる国であるためには、年金、医療、介護をはじめとする社会保障制度改革などの重要な課題をこれ以上先送りすることなく、着実に進めていくことが強く求められております。

 このように、わが国が様々な課題に直面している中、地方自治体として行うべき改革や時代の潮流を踏まえた施策を着実に進めることにより、町民の皆様の幸せな暮らしを築き、地方が元気になることで国の発展に寄与していくことが求められております。

 国は、人口減少に歯止めをかけるとともに、東京一極集中を是正し、将来にわたって活力ある日本社会の実現を目指し、地方創生を掲げております。

 本町におきましても、人口減少対策は大変重要な課題であると考えております。このような本町の現状を踏まえ27年度は「地方創生元年」と位置付け、活力ある・躍動感ある新しい時代にふさわしい町を創造するため「情熱とスピード感」をもって町政の推進に取り組んでまいりました。

 28年度は、都市開発事業、文化、芸術、タウンマネジメントを手がける森ビルとの連携を図りながら、地方創生を具体的にすすめ、町内の経済・人の流れを活性化させ、町の収入を増やし、まち・ひと・しごとが連動した地域の好循環に繋げていきたいと考えております。また、地域の実情に応じたきめ細かな町民サービスを更に充実させ、子どもを安心して産み、育てられる環境の整備や、働く場所の確保など、若い世代の出産、子育て、就労の希望に応える取組を行ってまいります。

 現在、公共施設の再編を進めているところでありますが、長期間改修されていない老朽化した施設やインフラの整備に対し合併特例債を有効に活用し、特例期間終了を見据え、行財政改革とあわせて将来に備える準備も進めてまいります。

 合併10周年を区切りとして、永平寺町の変革に向けた新たな取り組みを職員と共に進めてまいりたいと考えておりますので、町議会の皆様におかれましても、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 以上、行政報告並びに平成28年度の町政運営にあたり、所信の一端を申し述べましたが、本定例会に提出しております条例の制定や改正、平成27年度補正予算、平成28年度当初予算など上程の都度、詳細にご説明いたしますので、なにとぞ、慎重にご審議いただき、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。

 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。


 

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