平成28年第5回臨時会　提案説明

 平成28年第5回定例会　提案説明

平成28年7月   

平成28年第5回永平寺町議会臨時会　町長提案理由　 

　本日ここに、平成28年第5回永平寺町議会臨時会が開催されるにあたり、一言ごあいさつを申し上げます。

　平年より2日、早い梅雨明けとなり、7月下旬は、各地で30度を越す真夏日が続くなど、夏空がひときわまぶしく感じられる季節となりました。

　議員各位におかれましては、ご壮健でご活躍のことと心よりお慶び申し上げます。

7月町議会臨時会のご案内を申し上げましたところ、ご参集を賜り、厚く御礼申し上げます。

　さて、国は、地方創生に取り組む自治体を支援するため、既存の地方創生推進交付金とは別に、約800億円規模の新たな交付金を創設して、本年度の第2次補正予算に計上することとしております。従来の推進交付金は、ソフト事業を主に支援対象事業としておりましたが、新たな交付金は、施設整備などハード事業も対象とする方向で検討されているほか、事業費は、国と自治体が同額負担となることが見込まれますので、国・県から情報の収集をするなど連携を密にしてまいります。

　現在、地方創生加速化交付金を活用して、古民家をゲストハウス等の活動拠点施設に改修する事業を、商工会や大学のご協力のもと、産学官協働事業として進めておりますが、町の活性化に繋がるよう着実に取り組んでまいります。

　去る11日に、吉田郡農業協同組合が永平寺町農業協同組合に名称が変更され、ＪＡ永平寺の愛称のもと新たなスタートをしております。町も農産物のブランド化への支援や地元野菜を活用した加工品、新商品をふるさと納税の返礼品とするなど、町内経済の活性化やＰＲに繋がるように今後とも連携を図ってまいります。

　23日には、東京赤坂アークヒルズにおいて、約三十の店舗が参加するヒルズマルシェが開催され、ピクニックコーンをはじめ旬の地元野菜や、ブラッシュアップした商品が販売されたほか、燈籠制作のワークショップを行うなど、食・観光のＰＲを行っております。来場者と町の出店者が調理方法や食材のストーリーについて商談するなど、販路拡大に向けた情報収集ができたものと思います。また、秋、冬に開催されるヒルズマルシェに出店を計画しており、永平寺町内で商売・農業をがんばっておられる皆さんに、地元食材・商品が、首都圏でも販路拡大できることを実感していただける機会となるよう繋げてまいります。

　これからも、個々の事業を連携させ、より効果が現れるよう工夫をして、町の大きな発展につながるよう事業に取り組んでまいりたいと考えております。

　以前から地域を盛り上げていこうと、町内の地区、団体が活発に活動していただいております。

　そうしたなかで今回、花谷地区の皆さんが、城山（じょやま）へ続く登山道に手作りの階段や途中、九頭竜川を望める三ヶ所の展望スポットに長椅子を設置するなど、登山愛好者や歴史愛好家にも楽しめる場所にと整備をされました。

　また、清水地区の皆さんは、道の駅と連携して、鮎、ニンニク等の地元食材を提供するイベントにおいて、多くの来場者をおもてなししております。

　健康長寿クラブの皆さんにおいては、健康長寿日記製作に引きつづき、福井大震災語り部の会628を発足していただき、日頃からの防災意識や人と人との絆の大切さを伝える活動を進めるなど、積極的に取り組まれております。

　地域の皆さんが生き生きと活動していただけることは、町の活性化に大きな力となっており心から感謝申し上げる次第でございます。

　それでは、今回ご提案いたします議案等について申し上げます。

　旧消防庁舎を役場庁舎として活用するための改修建築工事の入札が執行されましたので請負契約締結について、条例の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。

　また、永平寺地区、上志比地区の防災行政無線のデジタル化の整備工事及び福井しあわせ元気国体のアップ会場としても活用する松岡中学校武道場新築工事に係る入札も執行されましたので請負契約締結について、併せて議会の議決を求めるものでございます。

　以上、臨時会に提案いたします議案等について、その概要を申し上げましたが、詳細につきましては、上程の際にご説明いたしますので、慎重にご審議いただき、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。