平成28年第8回定例会 提案説明
平成28年第8回定例会 提案説明
平成28年12月
平成28年第8回永平寺町議会定例会 町長提案理由
平成28年 第8回 定例町議会の開会に当たり、町政運営の所信の一端を申し述べるとともに、今回ご提案いたします議案等の概要についてご説明いたします。
今年も残すところあとわずかとなり、本格的な冬の到来を感じさせる季節となりましたが、議員 各位におかれましては、ご壮健でご活躍のことと心よりお慶び申し上げます。
第8回定例会のご案内を申し上げましたところ、ご参集いただき、厚くお礼申し上げます。
大学や地域との連携について申し上げます。
今月9日に、福井県立大学と地域活性化や教育に関する包括的連携協定をさせていただきました。学生が地域の課題解決に向けた現地での調査・研修やインターンシップを行うほか、住民が大学で専門教育を学ぶなど幅広い分野で交流を進めてまいります。また、町が直面する空き屋活用や産業振興などの課題に対し、教員の皆様からの専門性を活かした助言をいただくほか、大学のある町として、医療・福祉、地域経済、生涯学習等の専門知識を他にはない大きなメリットとして、町政に活かしてまいりたいと思います。
本年4月から、自主運営となった永平寺町未来会議より、本日、四季の森文化館において、国際交流、健康づくり、おもてなし、地域の活性化などの提案を発表していただくこととなっております。
いろいろなご提案をお聞きして、参考にさせていただき、新しい政策や地域を磨くモデル事業として活かしていきたいと思っております。
防災について申し上げます。
先月16日から町内6ブロックの自主防災組織連絡協議会による広域連携の防災訓練を順次行ってまいりました。
幼児から高齢者までたくさんの皆様にご参加をいただき、訓練の目的の一つでもある、地域コミュニティの機能強化やまずは身の安全を確保する場所となる避難所の確認等をしていただけたと思います。防災にやりすぎはありません。
今回の訓練を通し、改善点も確認されたことと思いますので、町も情報を収集して、自主防災組織連絡協議会とともに検証を行い、もしもに備えるためにしっかり対応してまいります。
また、福井大震災語り部の会628の皆様には、町内の高齢者から寄せられた体験を基に、当時の火災で倒壊した建物や混乱した状況の紙芝居を制作していただき、日頃からの防災意識や人と人との絆の大切さを伝える活動を進めておられ、町も自主防災の大切さや防災意識の高揚に向け、連携して取り組んでまいります。
新年度当初予算について、基本的な編成方針について申し上げます。
本町においては、合併以降取組んできた行財政改革により財政健全化が進んでおりますが、財源確保の面では、平成28年度から普通交付税の合併算定替措置の段階的削減が始まっており、平成33年には措置が廃止されることから、今から将来にわたる健全財政に取組む必要があると認識しております。
このような財政状況の中であっても、町民の安全・安心な生活を確保するため、町政の直面する行政課題や計画事業を着実に実施していかなければならないと考えております。
人口減少や少子高齢化への対策をしっかり行い、子育て世代の支援を引き続き行うほか、新たな雇用機会の確保に向け、まちに投資を呼び込み、働く場が増え、将来につなげていく必要があり、こうした様々な状況変化や財政状況を認識した上で、歳入・歳出のバランスを図りつつ、継続事業の着実な推進や新たな計画に基づく事業の展開など重点的・効率的な予算配分を行い「将来にわたる財政健全性の確保」を着実に推進する予算編成に努めてまいりたいと考えております。
次に、この冬の除雪対策について申し上げます。
気象庁の長期予報では、日本海側の降雪量は平年並みと予想されており、25日は町職員を、28日には町内の委託業者を対象とした除雪会議を開催し、除雪体制に万全を期すよう確認を行ったところであり、町管理道路の除雪を行い、安全で円滑な交通の確保に努めてまいります。
次に、子どもたちの活躍について申し上げます。
上志比中学校吹奏学部が、中部日本吹奏楽コンクール本大会の小編成の部において、金賞を受賞されたほか、永平寺龍童太鼓が、太鼓祭日本一決定戦の西日本大会で優勝され、
さいたま市で開催される全国大会への出場が決まっております。
また、永平寺中学校の古崎君は、全国障害者スポーツ希望郷(きぼうきょう)いわて大会において、アーチェリー競技で優勝されました。
また、来年開催される、福井しあわせ元気国体のプレ大会まで一年を切り、開催に向け、花いっぱい運動をお願いしておりますが、この程、上志比中学校、御陵小学校、志比北小学校が、学校花壇のコンクールで入賞をしております。
学校ごとに、花壇のテーマを設けて、夏の暑い時期から水やり、草むしり等に取組んできた頑張りが評価されたものと思います。
来年8月に国体のプレ大会の開催を予定していますが、まち全体を花いっぱいに装飾し、全国から永平寺町に訪れる選手や応援の皆様を暖かく迎えるため、学校をはじめ町民の皆様とともに、まちを美しくする運動のご協力をお願いしたいと思います。また、がんばる町の子ども達の支援もしっかりと取組んでまいります。
それでは、本定例会にご提案いたします議案等について申し上げます。
補正予算につきましては、一般会計の補正予算(第4号)において、国の補正予算に対応した臨時福祉給付金事業、町営住宅改修工事の増額や、永平寺町魅力発信交流施設えい坊館のオープンに向けた各種経費の増額、学校施設の改修、幼児園施設の長期保全・再生計画に基づく実施設計委託料、人事異動および給与改定に伴う人件費の減額等を計上しております。以上により、一般会計補正予算の総額は、62,567千円となった次第です。これら歳出の財源となります歳入では、国庫支出金、県支出金、寄付金等により措置をしております。
次に、国民健康保険事業特別会計を含む4つの特別会計と上水道事業会計の補正予算について申し上げます。
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、制度改正に伴うシステム改修や一般被保険者高額療養費の増額を計上しております。
介護保険特別会計補正予算(第3号)は、住宅改修の支援の件数が増加したことから負担金等を計上しています。
下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、平成27年度決算に基づく消費税納入額の清算による減額を計上しています。
これら特別会計の歳入の財源については、国庫支出金、県支出金、他会計繰入金、繰越金等を充てることとしております。
また、上水道事業会計補正予算(第1号)では、消火栓移設工事や上水道添架管移設工事を計上しており、これらの歳入の財源では、受託工事収益、他会計負担金を計上しております。
次に、職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定については、人事院勧告に基づく職員給与、寒冷地手当の廃止、扶養手当の見直しに伴う一部改正等について上程をいたします。
その他、防災行政無線整備工事の請負変更契約を締結したいので、地方自治法及び条例の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
以上、定例会に提案いたします議案等について、その概要を申し上げましたが、詳細につきましては、上程の際にご説明いたしますので、慎重にご審議いただき、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げます。
本定例会の開会にあたり、所信の一端を申し上げましたが、議員各位におかれましは、さらなる町政発展に向けて、一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。
ようこそ町長室へ
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