令和2年第6回臨時会　提案説明

 令和2年第6回臨時会　提案説明 

「令和2年　第6回町議会臨時会　町長あいさつ」

令和2年第6回永平寺町議会臨時会の開会にあたり、町政運営に関する所信の一端を申し述べるとともに、今回、ご提案いたします議案等の概要についてご説明いたします。

立冬を過ぎ、朝夕の冷え込みと、風に舞う落ち葉が、冬の訪れを感じさせる季節となりました。

議員各位におかれましては、ご壮健でご活躍のことと、心からお慶び申し上げます。本臨時会のご案内をさせていただきましたところ、ご参集賜り厚くお礼申し上げます。

冬を間近に控え、全国で新型コロナウイルスの感染が再拡大しています。

感染者は大都市を中心増加しており、福井県においては、県内の感染状況をふまえ「福井県感染拡大注意報」が26日まで延長されるなど、警戒感を強めているところですが、コロナ禍にあって、地域経済との両立が求められるなか、本町では、200店舗の事業者が新型コロナ感染防止対策に取り組む安全宣言を実践しており、安心して店舗を利用できる環境に努めていただいているところです。

また、寒さが増し、乾燥する冬は、ウイルス感染の危険が高く、換気不足の室内で密に過ごしがちになることから、感染者がいつ急増してもおかしくない状況となっております。

町といたしましても、手洗いやマスクの着用、定期的な換気など、県民行動指針に基づく感染防止対策の再徹底を呼び掛け、引き続き感染防止対策に努めてまいります。

さて、2023年春としていた北陸新幹線-敦賀間の開業が一年半遅れる見通しとなりました。

本町ではこれまで、県、大本山永平寺と連携して門前街並み整備、観光案内所整備をはじめ、えい坊館や道の駅禅の里など、観光や情報発信となる施設を整備し、北陸新幹線敦賀延伸と中部縦貫自動車道県内全線開通に伴う好循環に向けて計画的に事業展開を図ってまいりました。

本町は沿線自治体ではありませんが、今回の開業遅れにより、本来見込めるはずの観光客の入込数が見込めないことから、観光関連への影響や町内での消費額の伸びが見込めず、それに伴い税収の伸びしろも期待できないなどの影響が想定されるところです。

町としましては、今後の動向を注視しながら、町内への影響の兆候を的確にとらえるよう、関係機関とも連携しながら情報収集に努めたいと考えております。

それでは、本臨時会にご提案いたします議案等について申し上げます。

まず、令和2年度永平寺町一般会計補正予算第14号の専決処分の承認につきましては、町立在宅訪問診療所特別会計への繰出金および御陵幼児園及び志比南幼児園の天井の改修工事費の増額を11月2日に専決処分させていただいたものでございます。

令和2年度永平寺町立在宅訪問診療所特別会計補正予算の専決処分の承認につきましては、感染症対策検査体制を強化するための施設整備工事費の増額を11月2日に専決処分させていただいたものでございます。

また、「永平寺町一般職の職員の給与に関する条例及び永平寺町特別職の職員の給与及び旅費等に関する条例」の一部改正につきましては、人事院勧告を受け、関係法律案が閣議決定されましたので、一般職及び特別職の期末手当の額につきまして、所要の改正を行なうものでございます。

また、「損害賠償の額を定めること」につきましては、物損事故における損害賠償の額を定めるものでございます。

なにとぞ、慎重にご審議いただき、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げます。

本臨時会の開会に当たり、議案等の概要を申し上げましたが、今後とも更なる町政発展と、持続可能な行政サービスの提供に努めてまいりますので、皆様のご指導ご鞭撻を心からお願い申し上げ、開会のご挨拶といたします。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。