最終更新日:2013年10月30日

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永平寺町の花

 永平寺町の花

永平寺町の花[梅(うめ)]
梅は厳しい冬の間、雪の中でつぼみを膨らませ、忍耐強く春を待ち、桜や桃よりも早く春一番に開花することからパイオニア精神の象徴とされる。また、道元禅師は梅の樹や花を非常に愛好された方のようで、「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」の中に「梅華の巻」があることからもそのことは知られるし、「永平広録(えいへいこうろく)」の中にも梅を詠まれた詩は決して少なくない。「正法眼蔵」の「梅華の巻」で道元禅師は、単に梅の樹や花に対する愛好の念にとどまらず梅という姿を通して開示される宇宙秩序そのもののあり方を述べられている。

梅の花

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